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食育活動の衛生管理ルールはありますか

 感染症対策により要人から様々な取り組みが自粛されていましたが、いよいよ行動制限が緩和され、食育活動についてもメリハリをつけながら再開をしている保育園、再開を検討している保育園が多いようです。そのような中、今まで以上に調理保育や野菜の収穫体験等の食育活動時における衛生管理のルールの正解を求める質問が多くなっています。給食調理の衛生管理については、大量調理マニュアルで定められていますが、食育活動時のルールは正式に定められているのでしょうか。回答は「NO」です。保育の中で行われる食に関する体験では、全て衛生管理を考える必要があります。食中毒のリスクを理解した上で、園毎の対応や対策を職員全体で話し合い、園毎に決定していく必要があります。尚、対応に迷う場合には、管轄保健所や市区町村保健センターに相談することもおすすめします。


クッキング(調理体験)における衛生管理

 クッキングは、調理室以外での調理の制約をされた環境での実施となるため、様々なリスクが伴うことに留意して、園毎に注意事項リストを作成するなどします。活動ごとに想定されるリスクが異なることから、計画段階で関係の職員で想定されるリスクを話し合い、対策等を共有し連携を図る必要があります。衛生概念の獲得など、発達段階によって理解が異なることから、保育者の関り方も子ども達の様子に応じて検討する必要があります。



栽培・収穫における衛生管理

 食育の一環として、栽培・収穫活動は各園で多く行われています。栽培・収穫を通して子どもには様々な思いが芽生え、さらに育てたものを食べるという機会を得ることで、食の循環について、体験を通して感じることができます。収穫後に子どもがクッキングをしたり、調理室で栄養士や調理員が簡単に加熱するなどして調理をして食べることもあるでしょう。子どもが経験する楽しい時間を安全に保障するため、各園で収穫したものを食べることに関する対策と方法を決めておきましょう。



食事を扱う園行事における衛生管理

 現在は食事を扱う園行事を自粛している園も多いと思います。しかし、これまで保育所等では様々な食事を扱う行事が催されてきたのではないでしょうか。園内の職員だけではなく、保護者の参加や地域の人との交流活動等もたり、職員の周知徹底だけでは不十分です。これまで以上に、より一層の幅広い方々との共有が求められます。


行動規制が緩和され、様々な取組みが検討されているいまだからこそ、これまでに捉われず見直す機会としましょう。見直し、ルールを共有することで安心して体験活動を再開したいですね。

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